台湾の歴史を知って複雑な心境になった話
私は台湾がどんな歴史を歩んできたかほとんど知らなかった。
今、自分で台湾の歴史を勉強してみて、この国を
本当に日本は大切にしなければならないと感じた。
私は中国への旅行が最も多かったので
台湾に行ってみてその違いに驚いた。
すべてにおいて中国と台湾は違う。
このことはまた別の機会に述べることにする。
台湾の歴史において日本は重要な役割を演じた。
1995年から1945年まで台湾は日本であった。
この事実でさえ私は知らなかった。
日本の公教育がそのことに触れさせなかったのか、
単に私自身の勉強不足なのかは定かではないが。
台湾の歴史における日本時代の50年間で
台湾の基礎はつくられたのだ。
そして日本の農地改革、工業促進、教育、医療の整備により
不毛の地と呼ばれた台湾は生まれ変わった。
日本本国より恵まれた地となったのだ。
この点は韓国とも同じである。
しかし日本政府は韓国には台湾よりも多額の資金を投入したというから
驚きである。
台湾の歴史はオランダ統治時代、中国統治時代、日本統治時代と
さまざまな遍歴をたどってきた。
その中で日本統治時代は台湾の全盛期だったといえる。
日本統治時代があったからこそ今の台湾の独自の
姿があるといえよう。
日本統治時代に日本の教育を受けた台湾人は
日本時代をとても懐かしむ。
自分が日本人というアイデンティティをもった
台湾人は本当に輝いていた。
その台湾人達に訪れた暗黒時代が
1945年から1987年の時代である。
日本の第二次世界大戦の敗北により
台湾を日本は放棄することとなった。
代わりに入って来たのは中国共産党に敗れ
逃げてきた蒋介石率いる国民党軍であったのだ。
蒋介石は日本が築いた莫大な資産をすべて
自分のものとした。
そして自分に抵抗する者は問答無用で抹殺する
政策を始めたのだ。
それが世界で最も長い戒厳令の始まりである。
台湾の歴史の中でこれほど残酷な歴史はない。
人権を無視した政府の絶対的弾圧が最近まで
行われていたのだから驚きである。
ほとんどの日本人はこの事実を知っているのだろうか。
蒋介石政権に異を唱える
日本の教育を受けた台湾人の知識層やインテリは
徹底した拷問と無残な処刑で散っていった。
その数は定かではないが、二万数千人ともそれ以上ともいわれる。
第二次世界大戦が終わり、この暗黒時代に日本は台湾に救いの手を
差し伸べることが出来なかった。
日本は中華人民共和国との外交上の関係もあったろうが
とにかく台湾は複雑な歴史を歩んできたのだ。
台湾人はいつか日本が自分たちを助けてくれることを
心待ちにしていた。
私が台湾を愛してやまないわけには歴史を鑑みての
思いがあるのだ。
台湾の50年間の日本時代を研究すればするほど
私の台湾への深い思いは尽きることはない。

